文字起こし再生に Mac の QuickTime Player を使うときのTips

3行まとめ

  • Automator を使うと QuickTime で文字起こし再生するのも簡単。任意のエディタが使えて便利。
  • 任意のショートカットキーで再生と停止を行うことができる
  • 再生再開時に、すこし巻き戻したり、再生速度を早くしたり遅くしたりもできる

たまには技術の小ネタを一つ。所要で文字起こしをすることになり、音声ファイルを再生しては止め、文字を打ちこむというアレをすることになりました。なるべくキーボードから手を動かしたくないので、ショートカットキーで再生と停止を出来るようにします。

Automator でクイックアクションを作る

Automator の 新規作成から、クイックアクションの作成を選ぶ。 f:id:r_kurain:20210602230528p:plain

下の画面になるように、左ペインのライブラリ > ユーティリティーから "Apple Script を実行" を選ぶ。 f:id:r_kurain:20210602230550p:plain

スクリプトを入力する

on run {input, parameters}
    tell application "QuickTime Player"
        tell front document
            set s to playing
            if s then
                pause
            else
                step backward by 20 # 20 step 巻き戻す。1 step 何秒かは不明
                play
                set rate to 1.2 # 1.2 倍速再生
            end if
        end tell
    end tell
    return input
end run
  • QuickTime で対象のファイルを開いた状態Automator の右上の再生ボタンを押して、正しく動くことを確認する。
  • 名前を付けて保存

作ったクイックアクションをショートカットキーに登録する

f:id:r_kurain:20210602230855p:plain 一番したのやつ。Automatorで保存した名前が、一般の下にあるはず。

はい。これで、どの画面にいても、登録したショートカットキーで、QuickTime の再生停止が出来ます。再開時にちょっと巻き戻してくれるので、入力の確認もできます。便利ですね。ぜひご利用ください。

Apple Script かなり便利なのに、文法が慣れないのがつらい。