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石狩DCに行ってきた

もう2週間もたってしまったけれど、先日さくらインターネットの石狩データセンターツアーに参加してきた。
倍率も高かったらしく自分としては参加させて頂いたという感じ。

さくらさんには、DCが完成する前に対談*1に呼んでもらっている上に、僕としては北海道在住も長いので、石狩DCは以前から行ってみたくて仕方がなかった。勝手に車で近くまで行ってみたりもしたけれど、当然中の見学はできないので、やっと念願叶ったという気持ちである。

参加者の感想blogは詳細なのが揃っているので、僕が関心した2点に絞ってお伝えする。

石狩DCは進化し続けていた

外気導入による冷却コストの削減とか、そもそも北海道に本州資本が大型DCをたてちゃうとか、かなり先進的な試みにみえた石狩DCであるけれど、その先進さは建てただけでは終わってないなかった。順調に2号棟の利用も開始されていて、その規模も大きくなっているし、技術的にも以前には聞かなかったものが増えていた。(アイルキャップとか600mm幅ラックの採用とか、他の人のレポートを参考にして欲しい。)


個人的には直流給電のラックが屋外の実験コンテナ*2から、正式採用になっていたのが印象的だった。*3
各サーバーに電源ユニットを置かなくて済むメリットは容易に想像できるけれど、同時に、直流で運用するとなる感電とか、火花がちるとかいろいろ問題がありそうで、よく正式導入できたなという気がする。

懇親会で鷲北研究所所長に直接伺ったところ、直流による弊害はコンテナのなかでの運用を通じて洗い出して行ったようで、ノウハウがいろいろと詰まっている雰囲気を感じた。

直流給電もまだ進化の途中で、石狩の広大な土地を利用したメガソーラー(自社運用を検討しているらしい)と直流接続するとか、超電導直流送電*4とか夢にあふれている。普段ソフトウェア開発にしか目の向かない自分としては、まさにインフラ構築の巨大なプロジェクトを見た気分であった。

2日目が楽しすぎる

2日目のオプショナルツアーは今年からだと思うのだけれど、前半は石狩湾新港地域の社会科見学という感じでとてもおもしろい。
さくらインターネットの田中社長自らバスガイドとして新港地域の案内をしてくれる。一見ただの工業団地ではあるのだけれど、巨大な風力発電所あり、LNG基地あり、大型発電所建設予定地*5、海底ケーブルの陸揚局と見どころはたくさんある(ライジングサンロックフェスティバルの会場になる空き地とか佐藤水産の工場なんかもある)。それぞれの施設がもつ逸話を田中社長がお話されるという趣きで大変楽しい。石狩DCに配電している変電所二箇所の見学などもあり、ただのプレハブとトランスが見えてるだけなんだけど、みんな盛り上がっているというおかしな企画でもあった。


どうみてもただのプレハブだが、大事な変電所だ。

石狩湾新港地域の社会科見学なんてそうあるものではないし、田中社長の語り口が非常に丁寧でとても楽しい時間が過ごせた。

バスツアーのあとは、1日目につづいて石狩DCの中に入って前目には見られなかった部分の見学をする。非常にレアな施設の見学も有り、またラックの近くまで寄って中身を見せて貰ったりする。実際にホットアイルの中にはいって暖かさを体感したり、さくらの専用サーバー*6が動いているラックをみたりする。実際に小さくて可愛いNECのE120d-Mが並んでるのをみると、これひとつ契約すればこの空間が専有できるのかー。ちょっと欲しい。という気分になれる。

かなりつめ込まれた感じの日程ではあったけれど大変楽しい2日目であった。

まとめ

参加している人々もそれぞれ面白いバックグラウンドを持っていて話していて参考になることが多いし、直接さくらの人とお話できるのでいろいろ裏話も聞ける楽しいツアーだった。まる二日間久々にテクノロジー好きに囲まれて過ごした気がする。

他の人のtwitterなどでご存知のかたも多いと思うけれど、予定のない時間は各々食い倒れツアーを開催していてそちらも、大きな見どころだろう。住んでいるので個人的には当たり前なのだが、札幌は美味しいものが沢山あるのでそれを目当てにくるのもよろしいのではないだろうか。きっと住んでみたくなる。


注)ツアーと直接の関係はありません

そういえば、北海道に長く住むといういう意味では、石狩DCに勤めるのも面白いかもしれないと思わせるツアーでもあった。現場のアイデアが活かされて進化していく職場があって、着いて行ってもいいかなと思える社長が見えるところにいるというのは良いことだと思う。